2005年5月

□松浦亜弥

トーキョーではおいしい肴で朝まで笑ったり泣いたりでしょうが、空気も読まずに松浦千秋楽いくよ！

ほぼ2年ぶりの松浦さんのソロコン。いや楽しかった。何あれ。後浦コンじゃあんなんやなかったやん。どれだけ後浦コンがそれぞれの魅力を引き出せてなかったのかがよくわかる。あややはやっぱりあややだった。一つ一つのレベルは格段に上がってるけど、あややはあやや。2年前と変わらない空気だった。なんか声量とかはんぱなかったね。一時期の不調がうそみたいだった。余談だけど亜弥パイもはんぱなかったね。タンクトップの衣装は推せる！

良かったのはドキラブ。赤フリ後のMCでいきなり座らせるもんだから、寸劇でも始まるのかと思ったよ。今回のライブは、久々の松浦コンの空気と、松浦さんの歌、この2点が楽しみだった。その点このアカペラはとても良かった。松浦さんの歌声はもちろん、メロンもね。純粋に“歌”が楽しめたし、何より本人たちが楽しそうだったし。うん、やっぱり総じて歌がよかったな。「YOUR SONG」とかはちょっと惚けちゃってたよ。完全に飲まれてた。

全体としてはとても楽しかったんだけど、一つ気に入らなかったのは赤フリ。メロンが「奇跡の香りダンス」歌うのはまぁまだね…松浦さんのライブだし。途中から松浦さんが出てくるとも思ってたしね。その場ではそこまで気にならなかった。そのままメロンだけで奇跡を歌い終えて、赤フリのイントロ。ここまでメロンで歌いきったんだし、ここからはメロンの時間だ、久々の赤フリか！と思った瞬間、メロンが消えて松浦さんが歌いだす。これはどうよ？もうテンションだだ落ち。拍手も出来なかった。歌も微妙だったしね。うまいだけで。メロンの赤フリが聴ける！って思い込ませといてそれはないだろ。
ただ、その後のMCで一応フォローは入る。赤フリを自分の曲だって言えるくらい赤フリという曲を愛してると。メロンもそのくらい言ってくれる方が嬉しいと。どうにもメロン側はうさんくさい雰囲気のMC。そりゃ赤フリはメロンにとって大事な曲でしょうに。それをなんかあんな軽い感じで言われるのはちょっとどうだろうと思った。

ステージの演出も凝ってたし、曲間に煽りを入れたりブレイクを入れたりと、色々楽しませようという意図はよく見え、スタッフとの連係もいいようでとにかく楽しかった。ラストの「100回のKISS」の終わり方（間奏でオケが止まり、そのままアカペラで終了）もおもしろかったし。ただ、ラストにそんな演出を持ってくるのなら、桃片で同じような演出（間奏でのブレイク）は使わないでほしかったかな。

てな具合で文句も多少あるけども、それをはるかに凌駕するくらい楽しかった。モーニング娘。でも後藤真希でも安倍なつみでもないもう一つのエンターテインメントを久々に思い出した。いややっぱり松浦さんはすごいね。


P.S.柴ちゃんがMCで石川の卒業のことを少し話した。昨日見てきたそうだ。そこでパワーをもらったから私もがんばると。武道館の事を考えないのには松浦コンは最適な空間だったわけだが、その中でほんの少し思い出させてくれました。とてもほんのりと。いししば！

(2:35)

□石川梨華という娘

これほど卒業へのテンションが上がらない卒業は初めてだ。武道館に行けないというのも大きいけどね。それ以上に私にとっての石川がすでに娘。でなくなってきてるってのが大きいか。美勇伝の石川梨華の方がすっきりする。それはなぜか。石川は外向きではなく内向きの人だからだ。外というのは、もちろん歌、ダンス等のライブパフォーマンスに加えてバラエティなどなど。対して、内は娘。魂というかメンバー同士の熱い繋がり。石川は圧倒的に内が強い娘だった。

歌はあれはあれで独創的やん、ライブでの梨華ちゃんは迫力があるよ、等々言われても、なっちや矢口を追う自分の目に石川が飛び込んでくることはなかった。娘。全体を見ているときに思わず目を奪われるということがなかった。センターを務めても両脇にはなっちにごっちん、高橋に藤本。エースとは呼べなかった。
バラエティは基本娘メンとの絡みにおいて成り立つ。いじってもらってなんぼの世界。ただ、自力でいじってもらう力はまだまだ弱し。

それに対して、四期愛を中心として、先輩からも後輩からも慕われる石川。先輩に対してもなぜか心の支えとなってることもしばしば。少し違うが保田の役割。保田の場合は上から目線だったのに対し、石川の場合は真ん中から。対世間的にはセンターであっても、それは実際ビジュアルによる所が大きく、基本的な役割は裏方だったと思う。あれだけ先輩にも後輩にもいじられるのは、信頼以外の何者でもない。

そんな石川ですから、先輩たちはこぞって抜けてしまい、どこか頼りなかった5期も成長し、6期も5期に追いこさんばかりのこの現状では娘。内での活躍の場も詰んできた。だからこそ、今度は石川の外向きな力をもっと見たい。美勇伝として。石川の外向きな力は娘。向きじゃない（あくまでセンター要因としては）。カン梨華があれだけはまったのは娘。じゃないから。美勇伝は半分以上石川色で染められる（染めないとダメ）。そういう意味で、違和感なく新しいモーニング娘。も美勇伝もこの先非常に楽しみだ。

矢口の一件後の娘。しかり、この石川卒業に対する負の気持ちのなさしかり、ポジティブ石川の前向きな姿勢は、石川本人はもちろんメンバーにもファンにもいつのまにか浸透しきっていたようだ。卒業がこんなに“卒業”と感じたことはない。得るものは得、残すものは残した。石川梨華という娘、卒業おめでとう。

てことで、「はてなかしまし物語::石川梨華さんモーニング娘。卒業」がこちらから回ってきました。なかば強引に回させたんだけどｗ。
バトンは今日が卒コン当日だしもうゴールでもいいかと思ったんだけど、せっかく武道館まで行ってるんだからって事で、熊-STANDARDのおっかーさんと、たかの気ままダイヤリーのたかさんにバトンタッチ。
テキサイ界隈より、こっち側に回した方が新鮮な部分もあると思うし。てことでお二人よろしく。


さて、厚年行く準備しないとなー。

(14:55)

□全ては来週を見てからの話

今日東京じゃ7期が決定するんやなー、と1週遅れな地方人はのん気に占いハロモニを見たり。54分の短縮版になったからか、新譜宣伝のコーナーがエリック亀造ではなく、「大阪 恋の歌」発売に関してのメンバーのインタビューだけが流れてたけど、あれはやっぱ本来は亀造だったのだろうか…。

1週遅れの地方人のクセに、我慢できずにセンランのメルマガを見開いてしまったので、一応ネタバレ回避改行。

コンコンが、「大阪」と言えば…、のインタビューでも話してた、稲葉のあっちゃんが大阪公演時に差し入れてくれるという恒例のチーズケーキってやっぱり「リクローおじさんのチーズケーキ」なんやろか…。大阪で有名なチーズケーキと言えばそれくらいしか思い浮かばん。そんな甘党ではないですからｗ
昨日、そのナンバ本店前を通ったら、試食を配ってたよ。久々に食べたけど、やっぱおいしい。6号（18cm）500円と安いので、大阪に来た時は皆さん是非。あったかいうちに食べないのであれば、焼きたてでないのを買う方が並ばなくてもすみますよ。焼きたて買うのにもそんな並ばんでもええけど。

さて、本放送に比べて1週遅れって事は、最終選考のひとつ前、選ばれた5人のスタジオ審査を見てたわけやけども、これ見ての第一印象が「久住はありえれいな」。あのいかにも古くさいアイドルって感じのルックスが。娘。をそっちの方向にもってかないでくれ！っていう。あと、久住は「ふるさと」を歌ったんやけど、下手だからではなくて、元からそう間違って覚えたであろう音程の違いとかムカッときた。これはただ単に個人の好き嫌いの話ね。受かりそうとかそうでなさそうとか言う話じゃなくて。「知」って読もうが今なら笑って見れるんやから（別に当時も不快だったわけじゃないけどｗ）。
←この辺が自分の昔と今のスタンスの違いかなぁ…。や、3期オーデの頃はヲタじゃなかったし、一概に比べられないけど、変化に対する不安と期待の割合が。今は、下手な変化は壊れちゃいそうで怖いんよね。さらには娘。内に不穏な空気を流させたくないと思ってしまうほど、娘同士が仲良すぎってのもあるか。

で、そうは言いつつも、合格者がどちらかと言えば“嫌い”側にあった久住一人と聞いても、あぁそっか、くらいにしか思わず。一番「ん？」と感じたのは確かに久住で、さらには田舎くさい感じがモーニング娘。の王道でもあり、結果を聞いてみたら妥当かと。最終選考は見てないけど、それまでの資料を見る限りは腑に落ちたと。一人という人数の少なさもいいな。
つんくの選考に対しては絶対的に信頼してるのでこれからには期待してます。けど、7期を得た事によって新しいモーニング娘。に劇的に変わるかと言えば、石川矢口を失ったことによる変化の方が大きいと思うので、それはないやろうけどね。願わくば、ただのアイドルに成り下がるような方向にだけは進まないでいただきたいと。それだけを切に願っております。久住ももちろんですけど、モーニング娘。を期待してるんですから。

ところで、ここまでコピペで語ってきたんやけど、「久住」って何て読むんでしょうか…

(14:30)