日曜の夜。席は二階の左端。
なら100年会館特有の変なとこ。ステージに対してほぼ直角の向き。
ステージに近い割には見にくい。
まず率直な感想は、あまり楽しくなかった。
理由は前回同様だけど今回はさらにかな。
なっち自身のパフォーマンス、MC、中澤･保田との3人のMC、懐古…etc.
ステージで繰り広げられるあらゆるものは、春より格段にパワーアップしていた。
春で不満だった、なっち自身のパフォーマンスは格段に良くなっていて、なっちの歌がびしびし伝わってくる。
3人でのMCはさらに円熟味（ぐだぐだ度ｗ）を増し、また、懐古なメドレーはまた一味違った曲に。
セットリストも春よりはそれらしく。
Memoryをちゃんと3人で歌ってくれたし、真夏の光線とダディのおまけつき。
恋にジェラシー申し上げますも聴けたし。
ただ会場の雰囲気が自分に合わない。
DVDで家で1人で見るならきっと最高だったろう。
ごっちんコンの場合、みんな基本的にごっちんスゲー！カッケー！かわいー！ってのを見に行ってんだと思う。
圧倒的なものを。
それがなぜかなちコンだとそういう気風はない。
もちろんなっちとごっちんはまったくの別物。
なっちにはごっちんのようなかっこよさや観客を圧倒するようなものはないかもしれない。
けど、なっちにはなっちらしいスゲーもんがあると思う。
それは歌を想う心であったり。その心が入ったなっちの歌はすごくカッコイイしかわいいし。
もちろん単純になっちの歌も。
今回の…ひとりぼっち…は声がよく出てて気持ちよかったし。
そしてモーニング娘。だったり、なっち自身だったり。
私はそういう“スゴさ”ってのをライブでは感じたい。（なんだその陳腐な言葉はｗ）
それは結局は、なっちがホンマに楽しそうに歌ってるのを聴く、感じる。ただそれだけでいいのに、なぜかあの空間はすごく居心地が悪かった。
なんやろ？一体的で一方的というか。
みんなから発せられるベクトルは前（なっち）を向いていて、ビシッとそろってる。そしてやたらと大きい。
そのベクトルはなっちに向いているからもちろんなっちに届く。
一方、なっちから発せられるベクトルはみんなからのベクトルとは違う次元でみんなに届く。
お互いに届いてはいるけど、重ならない。
フィードバックがないからすごく一方的で、みんながなっちを感じてる様が見えない。
そんな感じがするんよね。
もちろん全員がそうってわけじゃない。
上から見た限り6、7割くらいなんじゃないかと思う。（春よりは減った気もするけど）
でもそうした人たちが強すぎて、空間を制圧してしまう。
その空間がどうにもこうにも居心地が悪い。
なにしろベクトルの次元が違うから。
周りなんか気にせずにステージに飲まれてればよかったんやけどね。
その力が弱かったとは思わないし。
けどそれは無理やった。だから楽しめない。
って訳わからん事を長々書いたけど、ステージにあるものは間違いなくすごいもので暖かくて、内容自体は楽しいものやった。
まぁ、なんでふるさとやらはショートやねん！とか圭ちゃんちょっと声出てないぞ！とかはあるんやけど、それを抜きにしても一度は見てもいいんじゃないかと。
上で書いたように中身は非常によかった。
ぐだぐだMCだけでも見る価値はあるやろｗ
(21:05)
